鼻水が止まらない原因と種類(緑・黄色・茶色・さらさら・粘り)

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冬や花粉の時期はとくに鼻水が出やすい季節です。
では、そもそもなぜ鼻水は出るのでしょうか?

また、慢性的な鼻水は副鼻腔炎にもつながります。
鼻水の止め方を知り、副鼻腔炎への悪化を予防しましょう。

鼻水が出るメカニズムと原因!

鼻水をありがたがる人はまずこの世の中にいないと思いますが、実は鼻水は私たちの体を守るとても重要な役割を果たしているのです。

ではまず、どうして鼻水が出るのかその理由から説明していきましょう。

  1. 粘膜を乾燥から守る
  2. 体温調整をする
  3. ウィルスなどの病原菌やアレルゲンを排除する

3つ目の役割についてはよく知られているところですが、他の2つについては意外に思う人もいるかもしれません。

1.粘膜を乾燥から守る

人は健康な状態でも一日に1リットル近い鼻水を出していると言われています。
鼻をかむこともないのに一日1リットルもの鼻水はどこに消えていくのでしょう?

それは喉の方に流れていき、気道粘膜を守っているのです。
したがってダラダラ流れるというよりは絶え間なくじんわりと粘膜から滲み出ているというイメージになります。

2.体温調整をする!

2つ目の機能については汗とは逆に、体を冷やしすぎないようにするための体温調整です。
※「汗」は体温を下げるために出る、というこをご存知でしたか?

人は鼻呼吸をするときにできるだけ外気を温めてから取り込もうとする機能が備わっています。
鼻のこの独特の形状には、空気の通り道を設けることで、「鼻腔を通過するときに粘膜に触れることで温度を上げるような構造」になっているのです。

このとき外気を温める役割外気に触れて乾燥しないようにするためには鼻水が必要になるというわけです。

逆に熱いものを飲食したときに鼻水が「外」に出るのは熱を放出するための体温調整機能になります。

ここまでがいわゆる病的ではない「普段生活している上で出ている自然(生理的)な鼻水」の話です。

3.ウィルスなどの病原菌やアレルゲンを排除する

3つ目の役割からは、治療もしくは対策が必要な「病的」な鼻水の話になります。

というのも粘膜には「免疫機能」が備わっていて、

  • 風邪やインフルエンザなどの病原菌
  • ハウスダストや花粉などのアレルゲン

といった異物を察知した場合に、それらを速やかに取り込んで外に排泄するという免疫機能が備わっているからです。

これは常に外気に触れている鼻腔粘膜のとても重要な最前線での役割です。
しかし、病原菌の繁殖力が強かったり、免疫機能が暴走してアレルギー反応を示すようになると、鼻水が過剰に出るようになります。

感染症の場合は、病原菌の増殖に鼻粘膜の免疫機能が追いつけないと、喉の方にまで悪影響が出ることになります。
簡単にいうと感染してしまう、ということです。

一方アレルギーの場合は、アレルゲンに反応して免疫が過剰反応を示すと言った具合に、少し鼻水が出るメカニズムが異なってきます。

もう少しわかりやすく言えば、

  • 感染症の場合は、病原菌と一生懸命戦った結果大量の鼻水が出てしまう
  • アレルギーの場合は、アレルゲンに過剰反応して必要以上に戦おうとして大量の鼻水が出る

と言った具合です。

鼻水の色にも変化がある!

また、本来鼻水とは無色透明なものですが、感染症を起こしていると乳白色緑色・黄色・オレンジ色などの色が付きます。
アレルギーの場合も基本的には無色透明なのですが、鼻出血を起こしていたり(赤い鼻水や茶色い鼻水)、二次感染を引き起こしている場合(副鼻腔炎などに進行してしまっている場合)には、やはり色のついた鼻水が出ます。

したがって、鼻水に色が付いているかどうかは病的な鼻水なのか、生理的な鼻水なのかを見分ける一つの目安となります。
(尋常ではない量の透明な鼻水の場合はアレルギーが疑われます)

鼻水の状態でもわかる?

鼻水の状態からも、病的か生理的なものなのかの判断が出来ます。

まず、アレルギーの場合は透明な鼻水と説明しましたが、その鼻水はサラサラしています。

一方、風邪等の病原菌によって鼻水が出ている場合は、ネバネバっとした粘りのある鼻水になります。

これも判断基準のひとつになりますので、是非覚えておきましょう。

鼻水の止め方とは!!?

まず、解消が必要な鼻水というのは全て「病的な鼻水である」ということを理解して欲しいと思います。

健康的な状態で分泌されている生理的な鼻水は、止めてしまうと却って甚大な健康被害をもたらすことになるので、これは止めてはいけません。
(通常、これをとめようと思っても難しいですが・・・)

では、病的な鼻水の解消法というと、それはもう原因の病気を適切に治療することに限ります。

まずは、鼻水に色が付いているかどうかを確認して、色が付いているようなら感染症が強く疑われますので、すぐに病院に行って治療を受けましょう。

また、花粉症などの季節性のアレルギー性鼻炎からくる鼻水の解消法としては、現在市販薬でも医療用医薬品と同程度の抗アレルギー成分が配合されている治療薬が一般薬としても売られていますので、病院に通わなくとも対応可能です。

(抗アレルギー成分が配合された市販の鼻炎治療薬)
・アレグラ
・ストナリニZ
など。

通年のアレルギー性鼻炎や、蓄膿症(副鼻腔炎)に進行してしまっている場合は、一旦病院での治療を受けることをお勧めします。

※蓄膿症については、急性副鼻腔炎(蓄膿症)は虫歯が原因?治し方は?をご確認下さい。

現在ではどちらも良好な治療薬が開発されていて、かなり症状を軽減させることが可能となっています。

また自宅で出来る鼻水解消法としては

  • 外気と室内との寒暖差を極端にしない(±5度の範囲で調整すると良いと言われています)
  • 熱いものを急に食べたり飲んだりしない
  • 体を急に冷やさない
  • 空気の乾燥を防ぐ

などが挙げられます。
これは上記に挙げた生理的な鼻水の機能を一定に保つための方法になります。

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