副鼻腔炎・蓄膿症に効く荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)とは

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蓄膿症について!

蓄膿症は「(慢性)副鼻腔炎」の一般的な呼び方です。
主に自然口から鼻腔にかけて炎症を起こし、副鼻腔と呼ばれる器官の「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる部位に慢性的に膿がたまるという病気です。

副鼻腔とは、鼻腔(鼻)の奥に広がる広大な空洞のことです。
その範囲は額から口のすぐ上にまで及びます。

副鼻腔はさらに

・前額洞(ぜんがくどう):眉毛の上にある空洞

・篩骨洞(しこつどう):目と鼻梁の間にある縦に長い空洞

・上顎洞(じょうがくどう):自然口と呼ばれる鼻汁の排泄路を通じて鼻腔と直接つながっている空洞で、頬部全体に広がる最も広大な部位

・蝶形洞(ちょうけいどう):目の奥に広がっている空洞

に分かれています。

ケイガイレンギョウトウについて!

漢方薬のなかで最も蓄膿症に効果があるとされているのが「ケイガイレンギョウトウ(荊芥連翹湯)」であり、通常はこの薬が投与されることが多くなります。

この漢方薬は「医療用医薬品」に指定されているため、一般の薬局やドラッグストアで購入することはできません
漢方外来のある医療機関を受診して「蓄膿症」「慢性鼻炎」の確定診断を受けた後、処方箋を発行してもらって調剤薬局経由で入手するか、中医の常駐している漢方薬局で処方してもらうかのどちらかになります。

なお、処方箋を出してもらう場合は健康保険の適用となりますが、中医がいる漢方薬局での処方の際には健康保険の適用外(前額自己負担)となりますので注意してください。

ケイガイレンギョウトウが蓄膿症に効く理由とは?

「ケイガイレンギョウトウ」には、血液の循環を改善し炎症を鎮めるという作用があります。
したがって、慢性的な炎症を起こしている「蓄膿症」に効果があるとされているのです。

なお、体質的には血行が悪く肌の色が浅黒い人に向いている薬です。

また、蓄膿症の原因である鼻茸は炎症が長引くと発生しやすなりますので、炎症を抑えることで鼻茸が新たに成長するのを抑制する効果もあります。

適応症には、「蓄膿症」、「慢性鼻炎」、「にきび」などになります。

含まれている成分とは?

この薬には血行を良くし、体の熱をとり(消炎作用)、痰や膿の排泄を良くするために以下のような生薬(自然由来の薬用成分)が配合されています。

・黄ごん(オウゴン)
・黄柏(オウバク)
・黄連(オウレン)
・桔梗(キキョウ)
・枳実(キジツ)
・荊芥(ケイガイ)
・柴胡(サイコ)
・山梔子(サンシシ)
・防風(ボウフウ)
・連翹(レンギョウ)
・甘草(カンゾウ)
・地黄(ジオウ)
・芍薬(シャクヤク)
・川きゅう(センキュウ)
・当帰(トウキ)
・薄荷(ハッカ)
・白し(ビャクシ)

漢方薬は体質によって効き目が大きく変わる飲み方が一般的な合成薬と異なる(空腹時に飲むことが多い)などの注意点がありますので、必ず漢方外来を受診するようにしましょう。

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