蓄膿症や副鼻腔炎にオススメの市販薬や漢方はどれだ!?

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蓄膿症ってどんな病気かな?

蓄膿症とは、鼻の奥に広がる8つの広大な空間である「副鼻腔」のうち、「自然孔」と呼ばれる排泄路を通じて鼻腔(鼻の内側)と直接接続している「上顎洞(じょうがくどう)」に、慢性的に膿が溜まるという病気です。

「副鼻腔」は鼻だけでなく、額から上顎にかけての範囲に広がる頭蓋骨内の空間で、左右4つ(計8つ)の部位(前額洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形洞)に分かれています。
この中で、膿が溜まるのは主に上顎洞で、溜まった膿が自然孔を通じて鼻汁として排泄される仕組みになっています。

蓄膿症の原因は幾つかありますが、最も多いのは

  • 風邪やインフルエンザによって免疫力が低下したのち、鼻腔から自然孔にかけて二次感染(多いのはブドウ球菌で次いで真菌)を起こすことで発病し、長引くケース
  • アレルギー性鼻炎や花粉症、気管支喘息によって慢性的な炎症が鼻腔内で起こり、鼻茸(鼻にできるポリープ)が鼻の奥に生じ、それが自然孔を塞いでしまうことで、上顎洞に溜まった膿が排泄しづらくなることで起こるケース

という2ケースです。

これらによって、自然孔が感染症やアレルギー性疾患で狭窄(狭くなること)を起こし、上顎洞に溜まった膿が排泄しづらい状態になるのが「蓄膿症(慢性副鼻腔炎)」です。

蓄膿症治療用市販薬の特徴

医療機関で行なわれている「最も一般的な蓄膿症の治療法」は「マクロライド系抗生物質」を少量ずつ長期間に投与するというものです。
投与方法は「内服薬」での処方になります。

しかし、治療が長期間に及ぶため、中には市販薬によるセルフメディケーションで治療したいと考えている人も多いかと思います。

実際に蓄膿症治療薬として販売されている薬がいくつかあるため、あとで詳しく説明します!

その前に、市販薬(一般薬)の場合、「抗生物質の内服薬」は厚労省によって許認可されていないので、病院で処方されるような「マクロライド系抗生物質」と同じような作用をもつ薬を購入することはできないのが現状です。

ただし、蓄膿症は「炎症性疾患」(炎症によって症状が引き起こされる病気)なので、市販薬での治療のポイントは

  • 「炎症を鎮める」
  • 「血流を改善して免疫力を調整する」

という点に絞られてきます。

しかし、一般的な痛み止め(消炎鎮痛剤)では、飲みすぎると次第に体に薬に対する耐性ができてしまうため、効き目が弱まっていきます。

そこで「蓄膿症の治療薬」では、生薬をメインの調合にして、できるだけこうした弊害を生じないように配慮して開発されています。

蓄膿症にオススメの市販薬

チクナイン(小林製薬)

ユニークなネーミングで人気のある小林製薬が開発、販売している「蓄膿症専用治療薬」です。

9種類の生薬を配合し、本来医療用漢方薬である「辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)」と同等の効果が得られるよう独自の調合を行っています。

「辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)」は副鼻腔炎の治療薬として昔から用いられてきた漢方薬です。
今でも慢性的な鼻炎症状を緩和するための治療薬として処方されています。

蓄膿症治療用市販薬としては最も知られている存在ですので、まずはこれから試してみると良いでしょう。

チクナインについては、別ページでもまとめています。
チクナインには効果があるのか?

ベルエムピL(クラシエ)

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)という漢方薬をアレンジした市販薬です。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)と並んで蓄膿症治療向けの漢方薬です。
チクナインで効果が得られない場合はこちらの薬が効くかもしれません。

モリちくのう錠(大杉製薬)

こちらも漢方の一種ですが、大杉製薬が生薬を独自に配合した処方になっています。

小青竜湯(漢方薬)

薄い痰を伴う鼻水や咳に効果のある漢方薬です。
花粉症、アレルギー性鼻炎など蓄膿症の原因となるアレルギー性疾患にも効果があります。

葛根湯加川辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)(漢方薬)

蓄膿症や慢性鼻炎の初期に効果があるとされています。
体を温め血行を良くする成分も配合されています。

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